弥生・桃の花 春の始まりととともに健康と長寿を祈って愉しむ日本茶


日本茶のある暮らし

まだ寒い毎日が続きますが、場所によっては梅の花が徐々に咲き始めているころでしょうか?少しずつ和らぎながら移り変わっていくこの季節を感じている方も多いのかもしれません。そして、およそ一ヶ月もすれば七十二候の「桃始笑(ももはじめてさく)」ころ。この桃の花が開き始める時期にはもっと春の気配がはっきりと感じられれるようになっているでしょう。

日本茶のある暮らし

この3月を代表する桃の花。「おはなをあげましょ もものはな」と、雛祭りに飾られる花として知られていますが、元々は中国から弥生時代に日本にもたらされたと言われています。古来中国の伝説の中で不老不死の女神が、三千年に一度実がなる、食べると長生きができる桃を持っていたという言い伝えから、「三千年草(みちとせぐさ)」と呼ばれ、長寿の象徴になりました。桃の花も、多産を意味する縁起のいい花といわれ、そこから女性への褒め言葉である「チャーミング」や「気立てのよさ」などの花言葉がついたそうです。

「桃の節句」も、本来は三月最初の巳(上巳)の日に、長寿を祈って桃の花を浸したお酒を飲む風習でした。桃の花を浸したお酒を「桃の酒」(桃花酒)といい、桃の節句にこれを供えてから飲むと、万病を除くといわれていました。

薄紅き顔並びけり桃の酒

正岡子規が詠んだこの一句もまた、そのような桃の節句の時期に、みんなで桃の花びらを浮かべた桃花酒を飲んで、お互いの健康を願ってお酒を酌み交わし、みんな機嫌よくほんのり顔が赤くなっている様子が目に浮かびます。

日本茶のある暮らし

桃の節句にみなさんはどのようなことをしているでしょうか?もしかしたらひな人形を飾ることを楽しみにしている方は多いかもしれませんが、わざわざ3月3日にみんなで集まって健康を祝うといったことはあまりないのかもしれません。でも少しだけみんなで時間を合わせて、健康に過ごせることに感謝し、それがずっと続くように祈って、桃の花を浮かべたお酒とともに笑顔で過ごすことができたら、とても素晴らしい一日になるように感じます。もちろん、NAGOMUではお酒ではなく、日本茶も一緒に桜の花と一緒に愉しんでいただけたらなと思いますが。

日本茶のある暮らし

3月のNAGOMU TEA BOXでは、春の始まりとともに健康と長寿を祈って愉しむ日本茶をお勧めできたらと考えています。

今回特に一押しなのは、まさにその名の通り、「山の煎茶 花のかほり」。もともと「静7132」と呼ばれ、1960年代に静岡県茶業試験場で「やぶきた」の実生(みしょう)から選抜されて、育成されたお茶です。その茶葉には桜の葉、明日葉、ヨモギなどが持つ「クマリン」と呼ばれる芳香成分の一種を含み、それこそまさに春を迎えて咲く花の、そのかほりを、鼻ではなく、喉で感じるようのな、今までの日本茶には無い香りを愉しむことができます。

季節を感じられる自然なかほりをお茶と共に愉しめる季節のかほり茶シリーズからは、可愛いフレーバーティー「いちごと焙じ茶」。キツネ色の焙じ茶の中に、真っ赤ないちごが宝石のようにちりばめられています。合わせている焙じ茶は棒の焙じ茶。棒だからこそ、葉の焙じ茶に比べて甘味が強く感じられ、それにちょっと酸味のあるイチゴが加わって、甘酸っぱくて香ばしい今までにないお茶が出来上がりました。

そして最後に、「匠の微香茶 玄米茶」。玄米茶はどちらかというと手頃なお茶として、安い番茶や二番茶が使用されていることがほとんどですが、NAGOMUの「玄米茶」は贅沢にも一番茶のみを使用することにこだわりました。敢えてしっかりした一番茶を原料とすることで、玄米茶は驚くほど美味しくなります。炒っているために強い香りとなった玄米に、力強い一番茶を使用することで、玄米に負けない香りと味が絡み合い、最高のマリアージュを実現しています。

3つの日本茶とともに、徐々に桃の花笑(さ)くこの季節に、ひといきついていただけることを願っています。

それでは、お茶とともに感じる色に満ちた生活を。Life is colourful.

現在ショップでは、3月からの定期購読やお試しBOXの予約を受け付けています。興味のある方はこちらから。


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