睦月・正月 大切な家族と一緒に食卓や居間を囲む日本茶


日本茶のある暮らし

まだクリスマスまでもあと十数日。まだ気が早い気がしますが、ちょっとだけ正月のお話を。

1月といえば正月。1日が元旦、3日までを三が日、7日までを松の内といい、115日(地方によっては20日)の「小正月」まで、様々なお正月行事が行われる年の始め。多くの方がお正月を家族で過ごし、当たり前のようにおせちを食べたり、お年玉のやりとりをしたり、お正月ならではの過ごし方をするのではないでしょうか。和風月名で正月は「睦月」と呼ばれます。「睦」はまさに「睦(むつ)みあう」から来た言葉、一家揃って睦みあう様子こそがまさに日本の正月の風物詩なのですね。ちなみに、1月は睦月のほかに「早緑月(さみどりづき)」ともいいます。木や草が、わずかに緑を帯びるころ。一年の始めに、何か新しいことが始まる予感がしませんか。

日本茶のある暮らし

正月といえば、初夢でその一年を占うのも昔からの習わし。初夢は元日、または2日の夜に見る夢で、室町時代ごろから、良い夢を見るには、七福神の乗っている宝船の絵に回文の歌を書いたものを枕の下に入れて眠ると良いとされていました。私たちになじみの深い、「一富士二鷹三茄子」は江戸時代ごろから。いろいろと諸説もあるようですが、徳川家縁の地である駿河国での高いものの順に、富士山、愛鷹山、初物のなすの値段と3つを初夢に縁起の良いものとしたとか。富士山、鷹狩り、初物のなすを徳川家康が好んだからとも言われています。

みなさんの記憶に残る初夢はどのような内容でしょうか?昔からのいわれのように、縁起の良いものを夢で見た人もいるのではないでしょうか?私にとって今でも記憶に残る初夢は、宝船でも、富士山でも、鷹でも、なすでもなく、家族と炬燵に入って、母の淹れてくれた温かい日本茶を片手に、蜜柑の房をほおばりながらする、とりとめのない普段通りの家族団欒の景色。派手なものではありませんが、そんな小さい頃の日常の1シーンの夢が、思い出すたびにほっこりとした気分になります。もしかしたら、正月はそういった大切な家族との時間通じて、幸せを感じながら、一年のスタートを迎えることかなと思います。

日本茶のある暮らし

2021年最初のNAGOMU TEA BOXでは、そんな大切な家族と一緒に食卓や居間を囲むのに適した日本茶をお勧めできたらと考えています。

今回は特別に貴重な山の煎茶をふたつ。そのひとつめは、「富士山二合目」。初夢で富士山が出てこなかったという人も、標高約1200m1700m、富士山二合目で栽培されている正真正銘の富士山のお茶を愉しんでもらえたらと思っています。凍霜害が起こりやすい高地という過酷な気象条件の中で、市場でも滅多に手に入らない非常に希少価値が高いお茶のひとつ。種から栽培した実生栽培だからこその、野性味のある多様な個性の味を味わってもらえたらと思っています。

山の煎茶シリーズ、もうひとつめは、「両河内・香駿」を。静岡市清水区の興津川上流、両河内地方の起伏に富んだ土地柄で育てられた美人で繊細なお茶です。香駿は、その名が示すように、駿河国の香り、独特な香りを特徴とするこの茶葉は、ハーブの様な、蘭の様な、ジャスミンの様な、桜餅の様ななど、いくつにも例えられるほどの多様な香りを秘めています。

そして最後に、冬の風物詩、蜜柑でポカポカになって欲しいと思い、季節のかほり茶シリーズからは「蜜柑と焙じ茶」をご準備しました。炒ることによって茶葉に含まれるカフェインの少ない焙じ茶と健康効果の多い蜜柑の果皮をブレンドしています。陳皮とも呼ばれる蜜柑の皮には、リラックス効果、アレルギー症状の緩和等、多くの効能がありますが、血管を拡張させて血流を良くし、末梢体温を維持する効果があるため、特に冷え性に効くと言われています。寒い季節はもちろん、疲れた時、癒されたい時には、心も身体も温めてくれるこの蜜柑と焙じ茶の優しい一杯をどうぞ。

3つの日本茶とともに、大事な家族と過ごすお正月の時期に、ひといきついていただけることを願っています。

それでは、お茶とともに感じる色に満ちた生活を。Life is colourful.

現在ショップでは、1月からの定期購読やお試しBOXの予約を受け付けています。興味のある方はこちらから。


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