葉月・夏休み 家族や親せき、地域の人との関わり合い通じて、心の繋がり(よりどころ)を感じる心の夏休み


日本茶のある暮らし

8月といえば「夏休み」。お盆の時期には、多くのかたがそれぞれの故郷へ戻り、家族や親せき、そして地域のかたとも触れ合うことが多いのではないでしょうか。もともとお盆は「盂蘭盆会」(うらぼんえ)と言われ、インドのサンスクリット語の「ウラバンナ」(逆さ吊り)、ペルシャ語の「ウラヴァン」(霊魂)からきた言葉だといわれています。仏教の開祖であるお釈迦様の弟子が地獄に落ちた母親を救うため、旧暦7月15日(新暦8月15日)に霊を供養した、というのがそもそもの起源です。日本に伝来してからは、日本の祖霊信仰と融合し、先祖の霊をお迎えして供養し、またお戻りいただくという日本独自のお盆の風習がつくられていきました。今でもお盆には祖先のお墓参りをして、手を合わせ、自らの生まれの起源に想いを馳せて、感謝することもあるのではないでしょうか。

日本茶のある暮らし

お盆といえば、もうひとつ思い浮かべるのは、盆踊り。歴史的には、織田信長もまた、桶狭間の戦いの4年前、22歳という若き日に、風流踊りという盆踊りの原型のような行事が織田家で行われたという記録が、『信長公記』に残っています。家臣が、赤鬼、黒鬼、弁慶、鷲などに扮装し、信長は天人に扮して小鼓をたたいて踊ったとされ、派手好きな若き信長の姿が目に浮かびます。

このように信長も踊った盆踊り。本来はお盆に帰ってくる精霊を慰め、再び送り返すという目的で行われたものでした。地域のひととともに踊りを通じて同じ時間を過ごしながら先祖の霊と一緒に楽しむ、これも地域や祖先とのつながりを感じて、よりどころを満たすためのひとつだったのかもしれません。お盆でのこういった習わしは、心の結びつきを深め、忘れかけていたよりどころを再確認するるためのひといきの時間なのかもしれないと思います。体とともに、心も休む、そういった大事な時期がこの8月だったのかもしれません。

日本人の生活と日本の気候風土に合わせて作られている雑節。代表的なものに「節分」「彼岸」「八十八夜」などがあり、春の種まきはおおよそ春の「彼岸」のころからなど、主に農作業のための目安として使われてきました。8月はその中でも雑節がない月のひとつです。

雑節のような長い間に培われてきた知恵と経験からも、8月は大きな農作業のイベントもなく、この時期は農作業に従事するかたにとっても、ちょっとした気持ちも穏やかに過ごせるお休みの季節だったのかもしれません。

 みなさんは、この夏休み、どのようにお過ごしになるでしょうか?

日本茶のある暮らし

8月に提供するNAGOMU TEA BOXでは、ちょっとした夏のひといきをお茶を通じて、より絆を深める機会にして欲しいという想いからセレクトした3つのお茶をお届けします。

 

鹿児島・徳之島。まさに夏の季節が似合う南国の島の太陽を浴びて育った赤い茶葉を持つ珍しい日本茶を紹介します。紅色の新芽が萌え立つ様子から口紅をイメージして『サンルージュ』と命名された日本茶の品種名で唯一カタカナの茶葉。ポリフェノールの一種「アントシアニン」が含まれ、レモンなどで酸性にするとピンク色へ。色の変化を楽しみながら“お茶のチカラ”を体に届ける、機能性の高いお茶です。低温で飲むと柑橘のような酸味がさわやかで飲みやすくなり、はちみつや黒糖などの和糖で甘みを付けて飲んでいただくのがオススメです。特にレモンとはちみつの組み合わせは、ハーブティーを飲んでいるような感覚で美味しくいただけます。

 

そして、日本の全国の茶園面積のうち1%でしか生産されていないこちらも貴重な品種「山の息吹」。今回は磐田で採れたものを、高い火入れ技術で旨味を最大限に引き出すことに成功した逸品をお届けします。また、夏だからこそ飲んでいただきたい「焙じ茶 浅炒り」をお届けします。「浅炒り」にこだわって新茶のフレッシュさを残し、この時期だからこそ冷焙じ茶で愉しんでいただけるお茶になっています。

3つの日本茶とともに夏休みに、大事な人や地域とのつながりを感じて、ひといきついていただけることを願っています。

 それでは、お茶とともに感じる色に満ちた生活を。Life is colourful.

現在ショップでは、8月からの定期購読やお試しBOXの予約を受け付けています。興味のある方はこちらから。


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