前回に続いて常滑焼のあれこれを。常滑の街を訪れた時のこと。さすがに焼き物の街だけあって、古い窯や焼き物作家のみなさんのギャラリー、お店をぶらぶらと散歩しながら除くのも愉しいものです。そんな街角で見かけたこの常滑ならではの通路がこの写真。もともと明治時代には土管を多く作っていたという常滑では、その面影を残すものが多くありますが、この道も「土管坂」と呼ばれるやきもの散歩道を代表する風景のひとつ。明治期の土管と昭和初期の焼酎瓶が左右の壁面をびっしりおおい、坂道には「ケサワ」という土管の焼成時に使用した捨て輪の廃材を敷き詰め、滑らず歩きやすいように工夫されています。
Leave a comment