錦秋のもみじ


日本茶のある暮らし

今月のNAGOMU TEA BOXのテーマは「紅葉狩」。晩秋の空を見上げれば、大きな手のような色づく楓の葉から透けて見える緑と澄んだ秋の空気。ちなみに紅葉と言えば「もみじ」で、もともとは「揉み出」(もみず)が変化した言葉。草木の葉の色が揉みだされてくるという意味で、特定の木の名前ではありませんでした。それが次第にあまりにも美しく毎年紅葉する楓のことを指すようになったそうです。うっすらと色づく薄紅葉、濃い色、薄い色が混ざり合う斑紅葉(むらもみじ)、さらにまばゆいばかりに照り輝く照り紅葉。その折々の様々な色合いを、古から日本人は愛でてきたのですね。


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