奈良にはお茶の文化が色濃く残っています。
例えば、お正月の伝統行事西大寺の大茶碗盛式。これは鎌倉時代から続いている伝統行事。ここ数年は見られなくて残念ですが、大きな赤膚焼のお茶碗にお茶をたて皆で回し飲みする姿は目を見はるものがあります。
赤膚焼
赤膚焼の由来は、五条山(通称赤膚山)から来ています。奈良時代、平城京の西側に位置した五条山は、赤褐色で焼き物に適した良質な土だったそう。都から一望できるこの赤褐色の特殊な山は、当時の貴族にとって非常に神々しく尊ばれる存在だったのかもしれません。
赤絵
赤膚焼に描かれている奈良絵はとても可愛らしく一見ポップな印象ですが、
人やシカ、花やお堂などこれらは、実は釈迦の生涯を描いた「過去現在因果経」が基となっているんです。中に描かれている二月堂と幸せを運ぶ瑞鳥は、一年の無事を祝う時期にちょうど良いお茶碗かもしれません。
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